なぜ家賃を滞納しても、なかなか明渡請求しないのか?

 賃貸物件の管理をしている管理会社(不動産屋さん)の話を聞くことが多いのですが、どうも理解できないことがあります。
 それは、借主が家賃を滞納しても、なかなか明渡請求しないケースが割とあることです。
その理由をいろいろと推察すると、
 ・入居者が全くの他人ではないのか?
 ・他人なのだが、長年のうちに親しくなったのか?
 ・明渡の進め方が分からないのか?
 ・プロ(弁護士・司法書士)の報酬等が惜しいのか?
 ・訴訟などに発展することを嫌うのか?
 ・以前、プロに依頼したが満足できる結果ではなかったのか?
 ・自分でどうにか解決しようと考えて、結果として時間だけが経  過したのか?
 ・オーナーに経済的な余裕があり、かつ愛情あふれる人なのか? ・管理会社(不動産屋さん)が、人が良すぎるのか?
 ・借主が怖い人なのか?
 ・解決に向けた行動をすることが面倒なのか?
 ・先延ばしする癖があるのか?
などと様々なことが頭に浮かびますが、実際の理由は依頼されないので分かりません。

 時間が経過することによって事態が悪化することの方が断然多いと思いますが、なかなか進展しない印象があります。
マイナス面を考えると、
 ・滞納額がドンドン増えていく。
 ・滞納額が増えた結果、連帯保証人が怒る。
 ・借主に甘えが出てくる。
 ・管理会社としての信用を失う。
 ・自分で解決しようとすると非弁行為の可能性がある。
 ・請求書や内容証明を出す事務が大変。
 ・滞納額や滞納時期などを管理する必要がある。
 ・報酬を取れない事務が増える。
 ・連帯保証人が年老いて支払能力がなくなる。
 ・消滅時効が気になり出す。
 ・面倒くさいことが増える。
 ・ドンドン解決するための労力が大きくなる。
 ・プラスになる仕事に労力をかけられない。その結果、良い仕事  を逃す。
 ・以上のような結果として、しなくて良いはずの喧嘩が起こる。
などでしょうか?
普通に考えると、早々とプロに依頼した方がビジネスにはプラスだと思うのですが、いかがなものでしょうか?

まずは、相談してから後のことを考えれば良いと思います。

平瀬司法書士事務所には、気軽に無料で相談できます。
自分一人で悩むより、相談することによって光明を見出せるかもしれません。

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2022年08月02日